院長あいさつ
- 日本歯科大学卒業
- 厚生労働省認定卒後臨床研修指導医
- 日本抗加齢医学会専門医
- 口腔ヒアルロン酸治療認定医
- 国際抗老化再生医療学会専門医
- Medical Training Certificate/TEOXANE LABORATORIES
- 日本補綴歯科学会
- 抗加齢歯科医学研究会
- ドライマウス研究会
- FAP美白歯科研究会
目次
医学的ではなく、患者さまにとって、本当に「いい治療」を

「この患者さまにとって、本当にいい治療は何か?」
私は、常にこのことを考えながら、日々カウンセリングをさせて頂いております。
医学的にベストと思われる方法をご提案することは、実は、それほど難しくはありません。
ですが、日々患者さまと向き合っていると、医学的にベストな方法が、その患者さまにとって「本当にいい治療」ではないと感じることも、多々あるのです。
例えば、ご自身の歯がとても大切だという事は解っていても、今は子育てや介護に充てる時間を優先したい、という時もあるでしょう。
また、ゆっくりと丁寧に治療したくても、転勤や引っ越し、出張などの都合から、この時までに治したい、なるべく早く治したい。という事もあるかと思います。
患者さまの人生において、何が一番大事なのか。そして、その大切なものを守るためには、どのような治療がベストなのか。
一緒に考え、一緒に悩みながら、治療を進めていけたらと思っております。
歯科医師向けや患者様向けに、セミナーの講師も務めております。

当院の院長、野本恵子は、審美歯科の分野、特にヒアルロン酸やボトックスを活用したお口元の審美回復において多数の実績と経験を積んでおり、メーカー主催歯科医師向けセミナーの講師としても活躍をしております。
さらに、歯科の分野にとどまらず、医科の領域についての知見も深く、「日本抗加齢医学会専門医」「口腔ヒアルロン酸治療認定医」「国際抗老化再生医療学会専門医」などの資格も保有しております。
また、患者さま向けには、ライオンズクラブと提携し、歯周病と糖尿病との関係などについて一般の方々にも解りやすくご説明し、普段からの口腔ケアの仕方などについてご紹介させていただいております。
ベトナムの医療ボランティアで学んだ「いい治療」

私は7年ほど前から海外医療ボランテイア団体に所属し、ベトナムやモンゴルなどで活動を行わせていただいておりますが、実は、この医療ボランティアが、私が「患者さまにとって本当によい治療」を考えるきっかけでもありました。
私がボランティアを始めた当初、最も衝撃を受けたのが、痛みもなく日本ではまだ抜く必要もないと判断される歯を、現地では抜かなければいけない歯と判断されてしまうことです。
もちろん、日本の歯科技術を持った医療チームが出張しているわけですから、その場で歯を残す為の処置をすることは可能です。ですが、その時、歯を残すための処置を施しても、その1年後や2年後に痛みが出てしまうかもしれないのです。
医療環境が整っていない現地では、1年後や2年後、また歯の治療が受けれる機会があるとは限りません。もし、痛みが出てしまったら、それが原因で仕事の手伝いを休まなくてはいけなかったり、食事が満足にできないなどの問題が生じてしまいます。
それは、彼らにとっては命にも関わる問題。この環境下では、何年後かに痛みの出る可能性のある歯を残すという事は、大きなリスクにつながってしまうのです。
人間にとって、歯はとても大切なものであることは確かですが、それよりも大切なのは「人が人として、いきいきと生きていける」こと。
このボランティア活動を通して、ベトナムや日本など関係なく、いきいきと生きていくことを手助けすることがと歯科医師としての本質だということを、改めて実感させられました。
私が「歯科美容」に力を注いでいる理由

「患者さんに涙を流されながら、『先生に会えてよかったです』と感謝されたことありますか?」
私が歯科医師向けのセミナー講師として講演する際、受講生の先生方に必ずこの質問をしております。
歯科医院では、毎日のように患者さまの歯の痛みを取ったり、お口のトラブルを解消したり、見た目を改善したりする治療が行われていますが、この質問にイエスと答えられるドクターはとても少ないと感じます。
私には過去、このように涙を流して感謝して下った、今でも忘れられない患者さまがいます。
それは歯科治療ではなく、ヒアルロン酸を用いて曲がった口元を治して差し上げたときのことです。
その方は、出産の時に脳梗塞を起こしてしまい、その後遺症で少しお口元が歪んだようになってしまったとの事。整形を考えるほど大きな歪みではないものの、ご本人はかなり気にされている様子でした。
私が歯の治療をしているとき、ふとした何気ない会話からその患者さんの悩みを知り、ヒアルロン酸を注入することで治せるかもしれないという事をお話しさせていただきました。
曲がった口元が元通りになり、「これで口元に手をせずに笑えます」と言って涙を流されたとき、私は、このような形の医療もあるのだと思いました。
患者さまが、心も体も健康になって、ご自身の幸せをつかむこと。私も、できる限りの方法でお手伝いしたいと考えております。
どんな時も、あなたに寄り添い、あなたと一緒に、あなたのケアをしていきたい。

お口の中から全身の健康をしっかりとケアしていくこと。それはとても大切なことではありますが、一人で行っていくのはとても難しいことです。
長い人生の中、わかってはいてもできないとき、なかなか前に進めないときも、きっとあるかと思います。
私たちは、マラソンの伴走者のように、速いときもゆっくりの歩みのときも、あなたに寄り添い、あなたと一緒にあなたのケアをしていきたいと考えています。
単純に、悪くなった歯を治すことやお口元をキレイにすることだけではなく、その先にある喜びをもとに感じあい、また励ましあいながら、患者さまと人間性の伴った関係を築くことが出来ればと思っています。
【略歴および保有資格】
【所属学会】